2009/05/31

エルフの棲む森

Factly&Staff Apt.も本日でお別れだ。
USに来て何度目のパッキングだろう。以前よりもかなり手際がよくなったようだ 。
荷物をまとめながら 、このアパートメントのことを思う。
夜中、ゴミ集積所で見た狸のこと、バルコニーからの花火、前の住人が置いていった「Drink me!」と書かれたビール。

しかし、いちばん印象に残っているのは、夜明け直前の鳥たちの大合唱だ。日が昇りはじめる、その瞬間に、一斉に鳥たちが新しい朝を祝う歌をうたいあげるのだ。
目覚ましはいらない。夜明けの美しさに心がなごんだ。
ここに来る前に、日の出を見たのは、日本でのお正月くらいのことだったのに。いったい、何年前のことだろう。

彼らの住処は、アパートメントの裏手のLake Carnegieという河のように長細く大きな湖だ。


アパートメントはメゾネットで、下階がリビングとキッチン。上階に3つのベッドルームとバスルームがある。部屋数が多いので、3組でシェアをする。


アパートメントから大学まではシャトルが通っているが、歩いても20分程度。その途中、鬱蒼と木々が生い茂る小川がある。
まるで、The Lord of the Ringで、エルフが灰色港へ向かうときの森の中のようだ。

今のところ、リスや野ウサギには出会うことはあっても、エルフには出会うことはないけれど。

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